終了〜〜〜

何が終わったかと言うと、今まで2年弱教えてきた中学4年生
の卒業試験が終わったのです。この卒業試験は同時に高校への
入学試験でもあり、ヒジョーに大事な試験でした。



これに至るまでの道のりは長かった。
1年間数学の授業といった授業を受けてこなかった彼らを教え
始めたのが去年の2月。
そのときは、中学3年生ながらにして中学での大事なトピックを
ただの1つもわかっていないような状態でした。



数学を諦めてもおかしくないような環境のなか、諦めていた子も
もちろんいたけれど、私の指導のもと本気で頑張ってくれた生徒
数人の姿勢にどれだけ私がモチベーションをもらっていたかわか
りません。


目のなかに入れても痛くないとはまさにこのこと、本当に彼らは
可愛いんですよ。



しかしまあ数学力がその子達の点数に結びつくまでには非常に
時間がかかりました。
(小学校で発想力とかを培ってきてないからなのかな?日本の
 生徒よりは格段に数学レベルも発想力も応用力もうちの生徒
 は低かったです。)




以前5月のブログで模擬試験があったことを伝えましたがその
結果も予想以上に悪く、30人中1人しか合格点をとりません
でした。生徒の定着度の低さ、本番への不慣れさを露呈してく
れました。



それでも諦めず勉強してくれ、授業後も土日も彼らに指導する
日は続いていました。
学校の寮もしくは空き教室に今年上旬から住んでいた彼らが
朝5時から勉強する姿も、夜10時を過ぎてもまだ教室に明かり
を灯して勉強する姿も見てきました。




数学でもし不合格をとったなら、理系選択の彼らが高校に行ける
可能性はほぼなくなります。


たったの21点、この点数をとれれば合格であるのにこの点数の
壁がどーーれだけ高かったことか。



まだ結果も出ておらず、試験問題すら閲覧できていない状況なの
ですが生徒の反応としては半々。
どうだろうか…
結果は私が帰国して以降にしか出ません。


彼らの結果がよいことを願ってやみません。



彼らは試験が終了したのでもう学校には登校しません。
としたときに、私のここでのteaching業務は半分以上終わったような
もので、振り返ると、いい生徒に出会ってたなあということ。


生徒にも色々いて、ただ学校に来てぼーっとし、こちらが何を言っても
響かない生徒もいれば異性と付き合うことしか考えてない生徒、高校
なんて最初から目指してない子もたくさんいます(悲しいことに私の
学校にはそういった生徒のほうが多い…)。



が、過酷な環境のなか、自分の将来を努力でなんとかしようとする
生徒達に出会うことができて、彼らの将来を自分事のように重ね合わ
せられて、よかったな、と。


あと何年後かに少しでも時間ができたときには彼らのその後を訪ねに
タンザニアに来ることと思います。



そのときにまたブログも更新します(嘘です笑)。