タンザニア人に不可能はない

今週某日、一番近い町に私の現上司とも呼べる方が首都から来ました。




彼が来たのは平日夕方。
町で夕食を食べないかと声をかけていただきました。




私は平日基本的に、村を出たくない。というか終電のバスが村を通るのは
午後4時くらいであるめ、仕事後にはもう村を出られない、という状況な
のです。



しかしせっかくの機会だし、なんとか行きたかったのです。
生徒への指導を申し訳ないが早く切り上げ村を出たのは夜6時前。



バスはもちろん…ない。



こんなときこそ、この手。


ということでたまーーに通る乗用車をすがってのヒッチハイクですね。


都市や町では危なくてこんなことできませんが、村では往往にして
乗用車も乗り合い車となっています。


待つことわずか10分ほど。
1台の車が止まってくれました!



「なんとラッキー」と思い、走ってかけよる私。



見てみると、普通の中型車に、幼児1人含め、すでに後部座席に5人
ぎゅうぎゅうになって座っており運転席・助手席含めて計7人います。



8人目の私のスペースは見る限り完全にない・・・




しかし、諦めずにとりあえず、「乗せてくれ」と頼む。


なぜか後ろに座ってた一人が「反対側のドアにまわりこめ!」と言いました。




反対側のドアから乗ったところで依然スペースはないのだけど、とりあえず
乗せてくれそうな様子なので反対側のドアへまわった。




当たり前だけど、やっぱりどこにも空間はない。
こんなぽっちゃり体型成年女性が収まる場所は・・・なし。





「やっぱ無理だろこれ」




と思った瞬間、ドア側に座っていた30代くらいのママが「ここに座るのよ」と、
あるスペースに指差しました。











ママのひざの上。












町までの1時間弱、私は20年以上振りの経験とともに快適な陸の旅をした
のでした。